タカオカミ神と貴船神社(2)

さて、楽しんでいただけたでしょうか。それではタカオカミ神について書いていきます。しつこいですがスサノオの研究に関しては小椋一葉氏の「消された覇王」の右に出るものはありません。ところが小椋氏の最終的な結論である天照大神とスサノオはもともと別の氏族の族長であり最終的に夫婦になったと言う主張は明らかに誤りです。女性らしい伸びやかな想像力がスサノオの正体を明らかにしましたが、結論部分では明らかに論理性を欠いています。ですので私は「消された覇王」の前半部を採用して、それに基づいて論理を展開していきます。他にも日本古代史の決定的な鍵を握る本がありますので、それらの本を紹介しつつ解説を加えていくと言うスタイルでこのブログは進めて行くつもりです。将来的にはそれを全てまとめて、圧縮して、書籍化できれば良いのですが、そのようなコネも話も機会もありません。このブログをご覧になって面白いと思われた出版関係者がいらっしゃいましたら、どうぞお声掛けください。

まずはタカオカミ神から行きます。この神非常に面白いです。私の考えではタカオカミ神のタカは尊称あるいは情報を付け加える文字であって、本当はオカミ神という事になります。タカ「高」というのは文字通り高いところ、山を示すと言う説もあります。これはなかなかに説得力があり、私もそうではないかと思います。

●オカミというのは水神であり龍神のことなのです。 

●貴船神社の神。 

●クラオカミとは対の神とも、同一神とも。 

●この名前は日本書紀にしか登場しない。

ミズハノメ神と同じような出生で同様に水の神で女神。イザナミとイザナギが八百万(ヤオヨロズ)の神を産んだ最後に火の神カグツチを産みました。しかしそのせいでイザナミの産道…女性器は焼けただれ、苦しみのたうちまわって死にました。妻を亡くした怒りからイザナギはカグツチを一刀両断切り殺します。タカオカミはカグツチの首をはねたときに噴出した血から産まれた神です。 ちなみにタカオカミは日本書紀にしか登場しません。 

クラオカミは古事記と日本書紀の両方に登場します。 

一説によると水の神、と一口にいっても水が持つ性質はいくつもあるのでタカオカミは「高」いところ…山の上に降る雨をイメージしたものです。水・雨の神であると同時に山や雷の属性を合わせ持っています。対してクラオカミは峰の間を流れる谷川をイメージしたものです。 

大事なポイントはタカオカミ神は「高」の私を付け加えることによって水神から雷神にレベルアップしたと言うことです。

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