解決しておかなければならないことオオヤマツミ神の正体(4)

産土神は、神道において、その者が生まれた土地の守護神を指す。その者を生まれる前から死んだ後まで守護する神とされており、他所に移住しても一生を通じ守護してくれると信じられている。産土神への信仰を産土信仰という。氏神と氏子の関係が血縁を基に成立するのに対し、産土神は地縁による信仰意識に基づく。

神道の根幹には産土信仰がある。産土神はトップが入れ替わるのとは訳が違う。土地に住む人々の心に根を張り、容易に消し去ることのできない穏やかだが力強い信仰である。

私はオオヤマツミの神性に産土神の面影を見る。何を隠そう私の家から100mのところにオオヤマツミ神社があり、とても小さな神社であるにもかかわらず、ただごとでは神威を感じるし、白蛇伝説も残っている。すごく小さな神社で神主もいないが、地域の自治会で大切に保存されている。

さて、ここで大山祇神社の調査を終えたわれわれの手もとにそっとやってきたのは、オオヤマツミの正体を解く一つの鍵である。

第1の鍵は、オオヤマツミが「日本民族の総氏神」と崇められ、大山祇神社が古来「日本総鎮守」として仰がれたという記録である。われわれは、スサノオが「皇国の本主」と讃えられ、津島神社が「日本総社」と称されてきたことを知っている。ところが今、オオヤマツミもそうだというのである。これは考えてみると実に不思議なことである。


もちろん、「皇国の本主」とは「日本民族の総氏神」のことであり、「日本総社」とは「日本総鎮守」ということだ。われわれはここで、スサノオとオオヤマツミという日本の国と民の二人の始源の神さま、津島神社と大山祇神社という二つの総氏神社に逢着したわけである。

私はかつて鹿児島県いちき串木野市にある冠岳神社を徹底的に調査したことがある。神主にもインタビューを敢行し、山にも4回ほど分け入って徹底的に調査した。冠岳は徐福伝説が残っており、日本古代史において徐福伝説が決定的な鍵を握ると考える私は、近隣で調査できる冠岳神社を徹底的に調べると言う選択肢しかなかった。

ここでは詳細は省くか冠岳神社には恐るべき秘密がたくさんある。まず特筆すべきは山頂にある岩の冠であろう。

私はこの岩の冠はもともとあった岩を住み着いた者たちが加工して作ったものだろうと考えている。その証拠があるのである。冠岳をずっと上っていくとこの岩の冠のほど近くに天狗岩と言う凄まじい構造物があるのである。

私は岩に張り付いて下まで降りながら、徹底的に観察したが、どう見てもこれは積みやすくたいらに加工した岩を積み上げた人工構造物であるとしか思えない。これが自然にできたと言う人はよほどのへそまがりであろうと思う。しかも、この岩は一つ一つが100kgどころではない想像するに1トン近くはあるのではないだろうか?これを一体どうやって作ったのだろうか?

 

冠岳には重複が自分の冠を山頂に置いたと言う伝承が残っている。徐福がおいた冠とは素直に考えればどう考えても岩の冠だろう。

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