他にもある降臨伝

天孫降臨の地は実はニギハヤヒの降臨の地であって、高祖山なのである。では鹿児島や宮崎の高千穂はどうなのかというと、その謎解きは天皇家の根幹に関わる問題なので、後で慎重にやりたい。

さて、今更ではあるが降臨伝は他にもある。ニニギノミコトの降臨の伝承の馬見山、 ニギハヤヒの命の伝承の笠置山である。これは物部氏居住跡と比定した剣神社のほど近くで、物部氏の降臨伝と言っても差し支えないと思う。

ニギハヤヒが笠置山に降臨した伝承は福岡県宮若市磯光の天照神社に伝承されている。天照神社の由来は、貝原益軒著の「鞍手郡磯光神社縁起」に記されており、ニギハヤヒが垂仁天皇16年に宮田町の南に聳える笠置山頂(425m)に降臨し、同77年に笠置山頂に祀られたとある。

その後、千石穂掛谷、明野(脇野)と移り、延慶元年(1308年)に、白き鶴の住む里に廟を遷すべしとの神託があり、西国探題惣政所(そうまんどころ)玄朝(げんちょう)の造営により、現在地に移された。

なんとニギハヤヒが垂仁天皇16年に宮田町の南に聳える笠置山頂に降臨したとありますねえ。垂仁天皇16年とはもはや神話の時代ではない。おそらくは弥生時代後期だろう。

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