スサノオ=オオゲツヒメ!?

713年に元明天皇が好字令(好字二字化令)を出した。好字令とは、諸国の郡名、里名を、好い字の二文字に改めよとするお触れのことである。なぜ二文字なのかというと、当時の日本がお手本としていた先進国の唐の地名のほとんどが漢字二文字だったので、それの真似をしようとしたのだ。

この結果「波伯吉国」は「伯耆国(ほうきのくに)」、「吉備道中国」は「備中国」、「木国」は「紀伊国」に、「泉国」は「和泉国」、「粟国」は「阿波国」となったのだ。

高天原を追放されたスサノオは、空腹を覚えてオオゲツヒメに食物を求め、オオゲツヒメはあっというまに様々な食物をスサノオに与えた。それを不審に思ったスサノオが食事の用意をするオオゲツヒメの様子を覗いてみると、オオゲツヒメは鼻や口、尻から食材を取り出し、それを調理していた。スサノオは、そんな汚い物を食べさせていたのかと怒り、オオゲツヒメを斬り殺してしまった。すると、オオゲツヒメの頭から蚕が生まれ、目から稲が生まれ、耳から粟が生まれ、鼻から小豆が生まれ、陰部から麦が生まれ、尻から大豆が生まれた。

オオゲツヒメの見過ごせない点は食物神であり、食物の中でも穀物の神であるという事だ。古来、神道や神道儀式に穀物特に米はなくてはならない物であった。それは弥生時代以降、稲作が発展して、米が主食になり、命の源になったからだと思われる。日本人は古来、米に対して命の源、場合によっては命そのものとしての崇敬の念を抱いていたに違いない。

日本を代表する縄文からの氏族に久米氏というものがあるが、久米氏は元来、米氏であったという強力な説がある。久米氏は全国に広まって、日本人の祖先の一つなった。

出雲、島根県の熊野大社の祭神は熊野大神櫛御気野命で正式な名称を伊邪那伎日真名子 加夫呂伎熊野大神 櫛御気野命とおっしゃる。

櫛御気野命の「クシ」は「奇」、「ミ」は「御」で美称である。「ケ」は「食」の意で、食物神である。つまりケ神なのである。

つまりスサノオ=オオゲツヒメとなってしまう。私は2013年頃にこの事実にたどり着いた。そしてスサノオが生命根源神である事が非常に重要な事実に思えた。

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